登場人物

死神に魅入られた狼

ヨハン

本作の主人公。フィップス王国で活動する銀狼傭兵隊を率いる若き傭兵。

コロデア病の蔓延で暗く沈んでいく故国を憂い、ゾンビ退治の任務を引き受けている。

任務の最中に疫病に倒れ、死神と邂逅。100日後に訪れる死の運命を宣告される。

冷静で芯が強く人の窮状を見過ごすことができない性格だが、

曲がったことが大嫌いで、不義や不条理の前には激しやすい一面も。

疫病を祓う旅の巫女

アマーリエ

本作のヒロイン。力なき小さな宗派の巫女としてフィップス王国を渡り歩いている。

 

未だ治療法がないコロデア病の穢れを払い、癒す奇跡の力を持ち、疫病に倒れたヨハンを救う。

 

朗らかに笑い仲間や人々を勇気づけるが、どこか寂しそうで陰がある。

大地の傭兵娘

ライラ

ヨハンが率いる銀狼傭兵隊の紅一点。素早い身のこなしを武器とする。

 

フィップス王国からは遠く離れた国ウェスタの人間で、他の者たちと異なる褐色の肌に疎外感を持っている。

 

喧嘩っ早く、口が悪くて愛嬌はないが、実は密かにヨハンの事を想っている。

眉目秀麗のはぐれ司祭

マリアン

真面目で穏やかな性格の美男子。銀狼傭兵隊に所属する司祭。

フィップス王国の貴族の生まれ。

 

修行のために教会に身を置いていたが、コロデア病に対して無力な教会を見限り、貴族の身分を隠して傭兵隊で活動している。

陽気な射撃手

エルマー

言動は多少軟派だが、大きな体格で力が強く、弓の扱いに長けている戦闘のプロ。

 

面倒見の良い兄貴分的な性格。隊の中では一番の年長者だが、自由で気ままな立場でいたいと、隊長はヨハンに任せている。

はやくコロデア病の問題が解決し、昔のように酒場で友人や女たちと騒げる日がくるのを心待ちにしている。